生ごみが土になる!

2月中ごろ、にマクロビ料理のお仲間、Uさん達数名が微生物を知りたいと我が家に集まってくれました。身体にいい野菜を食べる為には土作りも知りたいと思ったそうです。天然酵母パン作りはじょうずだし、足裏を揉んで健康状態を整える官足法も教えてくれる方々に、私が講師!緊張して何を教えたらいいか悩みます。

まずは仙台生ごみネットで講座をしている「ダンボールでの堆肥作り」が微生物のことも体験できるし、わかりやすいかと基材を準備(腐葉土、ぬか、もみ殻薫炭のセット)しました。冬は寒いのでむずかしいから敬遠していたけど、ダンボール箱をあたためる工夫をすれば生ごみを微生物が分解して発酵熱もでてきました。

その様子をUさんがアップしてくれています。

当店は微生物資材【EM商品】を扱う店ですから、EMから学ぶことはいっぱいあります。でももっと基本を知る為に、渡辺巌著「農業と土壌微生物」という昔の本を読んでいます。

昔、高校時代に生物の授業があったけど微生物のことなんてまったく覚えていません。EMとであってからは善玉菌と仲良くして暮らすといいよ!とお店で説明しているので読み始めましたがむずかしいのなんのってすごい世界です。

・地球は45億年前に誕生、微生物は35億年前頃に現れた。

・微生物は空気の嫌いな嫌気性菌、空気の好きな好気性菌、条件的嫌気性菌など環境の違いで種類がわかれる。

・生物を大きく分けると

◎独立栄養性生物:無機物質だけから有機物質をつくりあげることができる生物で太陽光と炭酸ガスから光合成で有機物を作っている植物達

◎従属栄養性生物:植物を食べて生きている動物達

植物は根からも微生物が作ってくれた栄養分(無機質のN、P、Kなど)を吸収して育つ。だからといって化成肥料の窒素、燐酸、カリウムは即効性はあるが、土がだんだん硬くなるし、分解できないまま残る。

有機物からできた堆肥には微量ミネラルもあるので、野菜が元気に育ちます。私達人間は植物を食べ、生きていられるので従属栄養性生物に入る訳です。

ところでEMでは乳酸菌、酵母、光合成細菌などがいっしょにペットボトルに入っています。なぜ有用菌といわれるか、これらの菌のそれぞれの性質を知りたいので、まずはこの本で復習です。

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