屋内型バケツでの生ごみ利用

もうすぐ4月だし、家庭菜園の土作りをするためにヌカを買いにいらっしゃる方が増えてきました。

当店のヌカは15k詰めで300円です。何本も欲しい方は電話で予約してから来てくださると助かります。

この写真のように私はボカシで生ごみを屋内型容器に保存して、いっぱいになったら畑にうめるという仕事を何年も続けています。

土に埋めて1ヶ月もすると畑の土壌菌やらぼかしのEM菌やら、自然界の微生物が生ごみを分解してしまうので、すごいと思いながら野菜作りを楽しんでいます。

やっかいな生ごみを保存するときに、以前は屋内型容器の場合は空気(酸素)を入れないようにと気を使って重石を上においていました。また大きいビニール袋を用意し、水分が抜けるように下に何個も穴をあけて、その袋に生ごみボカシあえをためていくという面倒な方法をしていました。でもその時の方がいやな臭いが発生して困りました。

あるとき、通性嫌気性微生物群といって乳酸菌や、酵母、光合成細菌などは空気があっても大丈夫で、しかも発酵食品も作ってくれる重要な微生物で、空気が少しあった方がいいという性質がわかりました。

それ以来、すっかり空気を遮断することはせず、気楽に生ごみにボカシをかけながらためています。(生ごみを容器に入れた後は、虫除けの為に容器のふたはしっかりしておきます。)

ヌカ漬けだって毎日かき回すと乳酸菌や酵母に空気が送られて発酵が進み、おいしいヌカ漬けができるという事に納得したしだいです。

仙台のボランテイアサークルの生ごみネットでは、堆肥化講座の講師をしていますが、大きく微生物をわけると、空気の好きな好気性微生物をコウちゃん、通性嫌気性微生物はツウちゃん、嫌気性微生物はケンちゃんと呼んでいます。

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